Siv3Dを開発されている鈴木先生が書かれた「ゆるやかに学ぶC言語」をご恵贈いただきました。
未だにK&Rが教科書で使われているようなところもあると聞きますが,こちらの書籍はC23という最新の規格を元に解説されています.
一通り読ませていただき,これは初めてのプログラミング言語としてC言語を選んだりする場合には是非選んでいただきたい教科書だな,と感じました.また,教える側にも参考となる内容になっていると思います.
まず,ところどころに新しく出てくる単語には読み方が書いています.例えば,#include <stdio.h>はハッシュ・インクルード・エスティーディーアイオー・ドットエイチ,というように書いています.stdio.hはstudioと間違えやすいのですが,読み方が分かれば間違いも減るのではないでしょうか.
また,多くの学生に教えてきたことでの気付きなのか,つまずくポイントへの注意が随所にちりばめられています.人間,理解してしまうと理解できなかった頃のことを忘れてしまったりするので,こういうつまずきポイントは,教える側にも参考になる情報です.
この本の良いところの一つとして,このように多くのコードに実行結果が添えられていることがあります.
何か間違っていれば,すぐに気付くことができます.
他にも,単なる言語の入門書にとどまらないポイントとして,プログラムを書く上での考え方にも触れているところがとても良いと思います.
例えば,早期returnを使うことで,それ以降は条件が正しい前提で素直に書けるようになる,といったことが書いていたりします.
最後の方では,初心者から中級者へ,一歩進むためのポイントも書かれています.
画像処理の部分は,頑張れば今流行りのレイトレーシングにつなげることも出来るので,非常に面白い題材だと思います.
学校の授業でC言語が分からないという人は,是非こちらを読んでみてください.
最後に,鈴木先生のC++書籍が出るのも楽しみにしています.
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