2012年5月28日月曜日

WebGL+HTML5の読書感想

カットシステムから出版されたWebGL+HTML5 3DCGプログラミング入門 (著 松田晃一)を読んだので感想を.

まず,この本は初心者のみならず,初心者に説明する立場の人にも読んでもらいたい一冊です.

OpenGLやOpenGL Shader Languageを知らないという初心者でも、少しずつ新しい機能に触れていくスタイルのこの本であれば,じっくりと理解していくことができると思います.通常のOpenGLの入門書を読むのであれば,こちらを先に読んで勉強しても良いと思います.また,少々複雑な部分は提供されているライブラリで上手く隠されていて,まず試してみて,それから中を知る,という形なので,そういった形式が好きな方にもお薦めです.

そして,初心者に説明する立場の人にも是非読んで欲しいと思う理由は,解説で使われている図にあります.GLのコマンドによってシステム内でどのような変化が起きているのかを非常に分かりやすい図で説明してあり,細かい単位毎にシステム内の変化を追えるので,図を見るだけで何となくどういう動作なのか分かってきます.自分でドキュメントを書いたりする上でも色々と参考になりそうです.

約6,000円と少々高いですが,久々にこれは買って良かったと思えた一冊です.

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